結婚費用やり方2026|AFP宅建士が示す7つの準備実行軸

結婚費用のやり方が分からず、準備を先送りにしていませんか。AFP・宅建士として500人以上の家計相談に携わってきた私の経験では、結婚資金の準備に失敗するカップルの多くは「総額の把握」と「優先順位の設定」の両方が欠けています。この記事では、平均約300万円とされる結婚費用の全体像から、保険見直し・新NISA活用・FP相談の活用法まで、7つの実行軸に沿って具体的に解説します。

結婚費用の全体像と内訳を正確に把握する

平均約300万円の内訳を項目別に分解する

結婚費用を語るとき、私が相談現場で最初に確認するのは「どこまでを結婚費用と定義するか」です。一般的に引用される平均値は挙式・披露宴・新婚旅行を合わせた約300万円前後(ゼクシィ結婚トレンド調査2023年版参照)ですが、これに新居の初期費用・家具家電・指輪・各種手続き費用を加えると、実質的な総支出は400万〜500万円近くに膨らむケースが多いです。

項目別の目安は以下のとおりです。

  • 挙式・披露宴:150万〜250万円(ゲスト人数・会場規模で大きく変動)
  • 新婚旅行:20万〜50万円(国内か海外かで差が出る)
  • 婚約・結婚指輪:30万〜70万円(素材・ブランドによる)
  • 新居の初期費用(敷金・礼金・仲介手数料等):50万〜100万円
  • 家具・家電の買い替え:30万〜80万円

これらを合算して「自己資金でいくら用意するか」を決めることが、結婚費用やり方の第一歩です。なんとなく始めるのではなく、まず総額を紙に書き出すことを強く勧めます。

費用の優先順位を「固定費」と「調整費」に分ける

相談者に私が伝えているのは、「固定費」と「調整費」を明確に分けるという考え方です。固定費とは、契約締結後にキャンセルすると損失が大きい支出(会場費・ドレス費用など)を指します。一方、調整費とは二次会の規模・引き出物のグレード・旅行先の選択など、後から柔軟に変更できる支出です。

固定費を先に確定させ、調整費の合計が手元資金に収まるよう逆算するのが資金管理の基本です。総合保険代理店に勤めていた頃、新婚直後に家計が急激に苦しくなったご夫婦の相談を複数受けましたが、そのほぼ全員が「調整費」を甘く見積もっていたという共通点がありました。

私が法人設立前に実践した保険見直しの実体験

2026年の法人化を機に生命保険・医療保険を全面見直した経緯

ここからは私自身の実体験をお話しします。2026年に自身の法人を設立するにあたり、それまで個人として加入していた生命保険・医療保険を全面的に見直しました。結婚・法人設立・住居変更が重なった年で、保障ニーズが根本から変わるタイミングでした。

大手生命保険会社に2年勤め、その後総合保険代理店で3年間、富裕層・経営者の保険設計を担当してきた経験があります。それでも「自分の保険」を客観視するのは難しいと痛感しました。自分が当事者になると、感情や思い込みが判断に入り込むからです。そこで都内の独立系FP事務所に依頼し、第三者として自分の家計全体を俯瞰してもらいました。

FP相談の結果、死亡保障は収入保障保険に切り替えて保険料を月額約3,000円抑制。医療保険は入院日額より通院・手術給付を手厚くしたタイプに変更し、年払いに切り替えることで割引メリットも受けました。この見直しで年間で捻出できた資金を、後述するiDeCoとNISAに振り向けています。

保険代理店時代の経営者相談で見えた「結婚前後の保険盲点」

総合保険代理店在籍中、中小企業経営者や個人事業主の方から「結婚を機に保険を整理したい」という相談を数多く受けました。共通していた盲点は2点です。

1点目は「独身時代のまま死亡保障が薄すぎる」ケースです。独身であれば死亡保障は最小限で構いませんが、パートナーが生まれた瞬間に遺族の生活費・住宅ローン・教育費を考慮した保障設計が必要になります。2点目は「収入が増えたのに医療保険を見直していない」ケースです。働けない期間のリスクは収入が高いほど大きく、就業不能保険や所得補償保険の検討が有効です。個別の事情によって必要な保障は大きく異なりますので、最終判断は専門家への相談を推奨します。

貯蓄計画と親援助・ご祝儀の試算で資金ギャップを埋める

3ステップで貯蓄計画を具体化する

結婚費用準備の貯蓄計画は、次の3ステップで立てると整理しやすいです。

ステップ1:目標額と時期を決める。「いつまでに」「いくら」貯めるかをカップル間で合意します。例えば「18ヶ月後に挙式・総費用350万円・自己資金200万円」と決めれば、月間貯蓄目標は約11万円と算出できます。

ステップ2:先取り貯蓄を自動化する。給与振込日に自動で別口座へ移す仕組みを作ります。手元に残った分で生活する「残り管理」ではなく、目標額を先に確保する発想です。

ステップ3:毎月の進捗を二人で確認する。月1回15分の「お金の会議」を習慣にします。支出が多かった月は翌月で調整する柔軟性も大切です。

親援助とご祝儀は「あてにする上限額」を事前に設定する

親からの援助やご祝儀を資金計画に含める際、私が相談者に必ず伝えていることがあります。「あてにする上限額を保守的に設定する」という原則です。

2024年時点の贈与税の基礎控除(年間110万円)や婚姻を機にした非課税特例(直系尊属からの贈与で最大1,000万円まで非課税となる「結婚・子育て資金の一括贈与の非課税制度」2025年3月末まで適用)は、活用できれば資金計画に大きく貢献します。ただし制度の適用要件は細かく、2025年4月以降の動向も含めて税理士・FPへの事前確認が不可欠です。ご祝儀については、招待人数×想定平均ご祝儀額(3万円前後が相場)で粗い試算はできますが、実際の受領額は前後しますので、計画上は想定の70〜80%を収入として計上することを勧めます。AFPとCFPの違い2026|AFP宅建士が示す6つの判断軸

新NISAとiDeCoを活用した中期的な結婚資金形成

新NISAの「つみたて投資枠」を結婚資金に活用する考え方

2024年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠が年間120万円(月10万円)まで拡充されました。結婚資金の準備期間が2〜3年以上ある場合、このつみたて投資枠を活用した資産形成は選択肢の一つとして検討する価値があります。

私自身、毎月一定額をインデックスファンドに積み立てていますが、結婚資金目的での新NISA活用には注意点があります。投資信託は元本変動リスクがあり、使いたい時期に相場が下落している可能性があります。使用時期が1〜2年以内に迫っている資金は、変動リスクを取らず高金利の定期預金や個人向け国債(変動10年)等の安定性が高い手段に移行させるのが現実的です。投資判断はご自身でご確認のうえ、必要に応じて専門家への相談を推奨します。

iDeCoは結婚資金には不向き、長期視点で老後資産と切り分ける

よくある誤解として、「iDeCoも結婚資金に使えますか?」という質問があります。結論から言うと、iDeCoは原則60歳まで引き出せない仕組みのため、結婚資金として活用するのは困難です。ただし、所得控除効果により毎月の手取りを増やし、その差額を結婚資金貯蓄に回すという間接的な活用法はあります。

例えば会社員で年収500万円の方がiDeCoで月額2万3,000円(年間上限)を拠出した場合、所得税・住民税合わせて年間数万円規模の節税効果が期待されます(税率や住民税率により変動)。この節税分を毎月の先取り貯蓄に上乗せする発想です。iDeCoは老後資産形成の手段として位置付け、結婚資金とは明確に切り分けて管理することが重要です。AFP相談おすすめ2026|現役AFPが選ぶ6つの判断軸

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7つの実行軸で整理するまとめとFP相談の活用法

結婚費用やり方の7つの実行軸チェックリスト

  • 実行軸①:総額の定義|挙式から新居費用まで「自分たちの結婚費用総額」を紙に書き出す
  • 実行軸②:固定費と調整費の分離|キャンセル不可の支出を先に確定し、変動費を後から調整する
  • 実行軸③:月間貯蓄目標の自動化|先取り貯蓄を給与振込日に自動移動させる仕組みを整える
  • 実行軸④:親援助・ご祝儀の保守試算|想定額の70〜80%を計画値とし、超過分はボーナス扱いにする
  • 実行軸⑤:保険の全面見直し|独身時代の保障設計を結婚後のリスク(遺族保障・就業不能)に合わせて再設計する
  • 実行軸⑥:新NISAの活用と時期別リスク管理|2年超の中期資金はつみたて投資枠、直近1〜2年分は元本安定型へシフト
  • 実行軸⑦:FP相談で全体を俯瞰する|家計全体・保険・税制を統合的に見てもらい、盲点を洗い出す

FP相談を活用して実行計画を固める

結婚費用の準備は、貯蓄・保険・投資・税金が複雑に絡み合うため、どれか一つだけ対処しても最適化には限界があります。私自身が2026年の法人設立時に独立系FP事務所に依頼した経験から言うと、第三者に全体を俯瞰してもらうことで「保険料の無駄」「貯蓄の優先順位のズレ」「制度の見落とし」が一気に明確になりました。

FP相談の費用は、初回無料〜1時間あたり5,000〜1万円前後が一般的な相場感です(相談形態・FPの専門性により異なります)。相談料を払っても、保険見直しで年間数万円単位の保険料が適正化されれば、十分に元が取れるケースは多くあります。ただし相談内容や成果は個別事情により異なりますので、複数のFPと比較したうえで依頼先を選ぶことを勧めます。

最終的な保険・投資の判断はご自身でご確認のうえ行っていただき、専門家のサポートを活用する選択肢も積極的にご検討ください。結婚費用のやり方に不安があるなら、まず一度プロに相談することが、計画全体の精度を高める近道です。

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筆者:Christopher(クリストファー)/AFP(日本FP協会認定)・宅地建物取引士。大手生命保険会社2年、総合保険代理店3年を経て、個人事業主・富裕層・経営者の保険×資産形成相談を多数担当。2026年に自身の法人を設立し、保険見直し・FP相談・iDeCo・NISA等の資産形成を実体験中。現在は都内法人を経営・インバウンド民泊事業を運営中。

【免責事項】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の投資・税務・法務行為を推奨するものではありません。記載内容は執筆時点の情報に基づきますが、最新情報や個別具体的な判断については、各分野の専門家(税理士・弁護士・宅建士・FP等)または公的機関にご相談ください。

【執筆・監修】
Christopher(AFP / 宅建士 / TLC)- 金融・不動産・法人実務の実体験ベースで執筆

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